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【妊娠中の飛行機】安心して乗るために気を付けたいポイントを解説!

妊娠中の飛行機 気を付けたいポイント

こんにちは。脱力系プレママのララです。

妊娠中の方なら一度は悩むと思います。

飛行機って乗っても大丈夫なのかな・・・?

妊娠期間中は、子供が産まれる前に旦那さんと2人だけで旅行する最後のチャンスだったりします。だからこそちょっと遠出して旅行に出かけたいですよね。

ちなみに私は、諸事情あり妊娠4週目から毎週のように飛行機に乗っていました。

実際に乗って感じた体調の変化、航空会社の対応などの経験を踏まえ、妊娠中に安心して飛行機に乗るためのポイントをお伝えします。

妊娠中、飛行機に乗ることで体調や胎児への影響はないの?

突然ですが質問です。妊娠中に乗り物に乗る際、一番気を付けなければいけないことって何だかわかりますか?

まるお
まるお
なんだろう?

 

それは事故に合わないこと。

実は飛行機は車や電車に比べると事故率が低く安全な乗り物なんです。

先生により見解は異なると思いますが、私が通っている産婦人科の先生は、上記の理由から飛行機に乗ることについては問題なしという見解でした。

まるお
まるお
むしろ車の運転に気を付けて~って言われたにゃん

もちろんこれは私が妊婦として何の異常もなく順調だったということも大きな理由だと思います。

とはいえ、飛行機の中って特殊な環境であることは間違いありません。そこで妊娠中に飛行機に乗る場合の体に与える影響について、調べてみました。

保安検査場のX線検査について

保安検査場で手荷物検査を受けるときに、私たちは金属探知機で金属チェックを受けます。

この機械を通るときに受ける影響についてですが、こちらはX線ではないので体への影響はありません。

それでも心配な方は、係の方に相談してボディチェックに変更してくれることもあるそうです。

手荷物の方はX線検査機を通して行われますが、X線検査の放射線量は微量であり、人体への影響はないと言われています。

海外ではボディスキャナーと呼ばれる機械でチェックを受けることがありますが、こちらに使われているのは「ミリ派」という電波で人体には無害の電波だそうです。

飛行中の気圧について

飛行中の機内は気圧を調整する装置とエアコンによってできるだけ地上に近い環境を人工的に作り出しています。

ですが地上と全く同じ気圧ではありません。

水平飛行中の高度における機内の気圧は、標高約2000m(富士山5合目)と同じくらいの気圧になっており、地上にいるときよりも気圧は低くなります。

この場合の体への影響ですが、気圧が低下することにより体内のガスが膨張するため、痛みや息苦しさが出てくる可能性があるそうです。

それに離着陸の際は気圧が短時間で変化するので注意が必要です。

機内環境について

飛行中の機内は気圧の低下に伴い、酸素濃度も低下します。

妊娠後期の妊婦は酸素不足により体調に影響を及ぼす可能性があると言われています。

また機内の湿度は約10~20%で通常よりかなり乾燥した環境になるため、こまめな水分補給が必要になります。

飛行中は着陸まで座席に座りっぱなしになりますが、妊娠中は血栓ができやすくなるためエコノミー症候群には注意しなければいけません。

結論:妊娠中、飛行機に乗ることで体調や胎児への影響について

一般的には健康な妊婦さんが飛行機に乗るときの危険はないとされています。

しかし、飛行機の中の環境は普段私たちが暮らしている環境とは少し違うので、体調が変わるリスクはあります。体調に異変が生じないよう配慮が必要です。

飛行機に乗る予定が事前にわかっていたら、前もって病院の先生に相談しておくことをおすすめします。

また、もし飛行中に体に異変があったとしてもすぐに適切な処置をしてもらえるとは限らないのでその点もリスクとして頭に入れておくようにしましょう。

妊娠中、飛行機に乗れる期間に制限はあるの?

妊娠中の飛行機で気を付けたいポイント

ところで、妊娠期間中いつでも飛行機に乗って問題はないのでしょうか?

一般的に妊娠中の方が飛行機に乗れるのは、つわりが落ち着いてから妊娠後期に入る前までと言われています。

出産が近づいている場合の飛行機の利用には特に注意が必要です。

各航空会社では、出産予定日の28日以内に飛行機に搭乗する場合日は利用開始日より7日以内に作成された医師の診断書を提出することが義務付けています。

また、出産予定日7日以内に国内線の飛行機に搭乗する場合、もしくは出産予定日14日以内に国際線の飛行機に搭乗する場合には医師の診断書及び医師の同伴が必要になります。

  • 出産予定日の28日以内に搭乗する場合⇒診断書が必要
  • 出産予定日の7日以内に搭乗する場合(国内線)⇒診断書・医師の同伴が必要
  • 出産予定日の14日以内に搭乗する場合(国際線)⇒診断書・医師の同伴が必要

妊娠中、飛行機に乗る時に気を付けることはある?

妊娠中の飛行機で気を付けたいポイント

妊娠中、もし飛行機に乗る機会があったら気を付けてほしいことをまとめました。

席は通路側にしよう

妊娠中はトイレが近くなるのでいつでもトイレに行けるように、通路側の席をオススメします。

また、尿意がなくても一度はトイレに行くことをおすすめします。

トイレまで立ち上がって歩くことでエコノミー症候群の予防になります。

座席に座っている間も、足首を回すなどできるストレッチをして血流をできるだけ良くするよう心がけましょう。

水分補給ができるようペットボトルのお水を持参しよう

妊娠中は体内の血液が増える分、必要な水分も増えますが機内は乾燥しています。

普段よりものどの渇きを感じる可能性があります。

機内サービスのドリンクだけでは十分な水分補給にはならないので、事前にペットボトルのお水などを用意しこまめに水分補給ができるようにしましょう。

具合が悪くなったらエチケット袋を利用しよう

飛行中、天候によっては機内が揺れます。

軽微な揺れでも妊娠中は酔いやすくなる可能性があります。

気分が悪くなった場合は、我慢せず座席前にあるエチケット袋を利用しましょう。

マタニティマークを活用しよう

お腹が目立ってくるのは妊娠6か月を過ぎてからです。それまではマタニティマークをつけていないと妊娠中とは気づいてもらいにくいものです。

航空券を予約する際には妊娠中ということを申告する必要がないので、グランドスタッフもCAさんも事前の搭乗者が妊娠してるかどうかは知りません。

配慮してもらいたい場合は自分から申告しなければなりません。

もしマタニティマークを付けていれば、妊娠中であることに気付いてもらいやすくなります。そうすると、わざわざ申告しなくてもCAさんの方から声をかけてもらったり配慮してもらえるようになります。

優先搭乗を利用しよう

できるだけ優先搭乗を利用しましょう。

優先搭乗を利用すれば、例えば重い荷物があって座席上の収納に自分で収納するのが困難なときなど、CAさんにお願いしやすくなります。

後から搭乗すると、続々とお客さんが入ってきてしまい通行の妨げになるためお手伝いをお願いしにくくなってしまうんです。

それからもし可能なら、寒さを予防するためブランケットを借りるようにすると良いでしょう。飛行中は機内の温度が低く感じることが多いので、冷えないように気を付けましょう。

これも機内が混みだす前に早めにCAさんにお願いするのがベターです。

最後に

私は、妊娠初期の頃から飛行機に何度も乗っていていました。

それはつわりの症状が重くなかったからできたことだと思っています。

とは言え飛行中に具合が悪くならないようできるだけ気を付けていました。

こまめな水分補給、座りながらできる簡単なストレッチなどは常に心がけていました。

もし妊娠中に飛行機に乗る機会があったら、気を付けなければいけないポイントをしっかり意識して体調のトラブルが起こらないように細心の注意を払いましょう。

助けが必要な時は遠慮なく周りの人に助けを求めましょう。

自分の体を最優先にしてくださいね。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。