なかなかつわりが来ない、つわりが思ったより軽い、そんな妊婦さんもいますよね。
私もそうでした。つわりが軽いのは本当にありがたいんです。
でもね、妊娠の実感がない!
もしかしたら気づかない間に流産しているんじゃないか、って毎日心配していました。
胎動を感じるようになったらお腹の中に我が子がいるんだって実感できますが、それまでは妊娠の実感がなく不安になりがちです。
妊娠初期でも妊娠の実感を得るためには、つわり以外の症状を知ることが大切。そこで妊娠初期に見られる体の変化について調べてみました。


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妊娠初期症状はつわりだけではありません
妊娠初期の症状というと代表的なものがつわりです。つわりの症状は個人差がありますが、つわりの有無に関わらず、妊娠の実感をもっと感じたいと思うのが妊娠初期。
実際には妊娠初期から体の見た目も少しずつ変化しています。
体は妊娠を維持するため、そして出産後に備えるために、着実に準備をはじめるのです。
妊娠初期に見られる体の変化として具体的には以下のような症状が挙げられます。
<妊娠初期の体の変化>
- 胸がはる
- 乳首や乳輪の色が黒くなる
- お腹の毛が濃くなる
- お腹の真ん中に線が出てくる
- 肌の調子が悪くなる
- 髪の抜け毛が増える
妊娠初期はお腹のふくらみはまだ目立ちませんが、自分の体を観察してみると今までとは違った症状に気が付くはずです。
これを読めば妊娠初期でも、妊娠しているという実感が得られるようになりますよ。
①胸がはる
妊娠すると胸のはりや痛みを感じるようになります。また乳頭がチクチクしたり、触れると刺激を感じたりするようになります。
これは妊娠することによりプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が活発になるため。
プロゲステロンとは基礎体温を上げ、妊娠を維持させるために欠かせないホルモンです。
プロゲステロンの働きによって、乳腺や乳管が発達し、産後に備えて体が変化していきます。妊娠初期に起こりやすい症状ですが、後期まで続く人もいます。
②乳首や乳輪の色が黒くなる
妊娠すると乳首や乳輪の色が濃くなり、大きさも大きくなったように感じます。
これは、妊娠してから増えるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンの影響でメラニン色素である「メラノサイト」という色素細胞の働きが活性化するため。授乳期まで続きます。
メラニン色素が増えることで、赤ちゃんの授乳に耐えられるよう乳首や乳輪の皮膚が強くなるんです。
乳首や乳輪の色は出産後1年ほどかけて薄くなっていきますが、授乳時の刺激が原因で色素沈着してしまい元の色に戻らない場合があります。
乳輪の大きさも出産後1年ほどは元の大きさに戻ろうとしますが、完全に元の大きさには戻らない可能性も。特に2人目、3人目の出産の場合には元に戻りにくいと言われています。
③お腹の毛が濃くなる
これもホルモンの影響でメラニン色素が活発化することが原因となりますが、妊娠するとおへその周辺のあたりの毛が濃くなるように見えます。
これは、毛自体が増えているのではなく、メラニン色素が活発化することにより毛の1本1本の色が濃くなっているという状態です。
人によっては、お腹以外にも手足など体全体の毛が濃くなったと感じる方もいます。
出産後半年ほどするとホルモンバランスが落ち着き、毛の濃さは元通りになります。
④お腹の真ん中に線が出てくる
一般的には妊娠20週ごろからと言われていますが、おへそを中心としたお腹の真ん中に縦に伸びる1本の線が見えるようになります。
これは正中線と言います。正中線は男女問わず誰にでもあるのですが、普段は気付かない程度の薄さです。
妊娠中に増えるホルモンの影響でメラニン色素が増えて正中線の色が濃くなり、お腹に線ができたように見えるのです。
正中線の濃さには個人差があり、妊娠初期の段階から正中線が見える人もいれば、妊娠後期になっても正中線が見えない人もいます。
お腹の毛が濃くなる場合と同様に、ホルモンバランスが落ち着く出産後半年~1年ほどで自然に目立たなくなります。
⑤肌の調子が悪くなる
妊娠初期は急激なホルモンバランスの変化に伴い肌が荒れるという方が多くなります。
体が必要とする水分量が多くなるため水分不足に陥りやすく、肌が乾燥しがちになったり、メラニン色素が増えることでシミができやすくなります。
また、つわりが原因で食生活が乱れてしまい、必要な栄養がちゃんと摂れなかったり脂っこいものばかり食べてしまうことで肌荒れを引き起こす場合もあります。
子宮の中で胎盤が完成し妊娠中期になると、分泌されるホルモンの量も落ち着き、肌のコンディションも安定すると言われています。
⑥髪の抜け毛が増える
妊娠初期の症状として抜け毛が増えたという方も多くいます。これもまたホルモンバランスが影響していると考えられます。
ホルモンバランスが変化することで髪の生え変わりのサイクルが乱れ、抜け毛が増えてしまうのです。
そのほか、つわりによる栄養不足、妊娠後の急な体調の変化に対するストレスなども抜け毛の原因になると言われています。
実は、妊娠して増えるエストロゲンというホルモンは髪をキレイにする働きもあるので、妊娠してから抜け毛が減ったという方も多いです。
ちなみに、出産後はエストロゲンの分泌が一気に減少するので抜け毛が増えます。覚悟が必要です。
妊娠初期の症状は個人差が大きい

妊娠初期の体の変化について解説してきましたが、すべてが当てはまるという方もいらっしゃれば、自分には当てはまらない、という方もいらっしゃるでしょう。
個人差が大きいので、これらの症状に当てはまらないからといって、お腹の中の赤ちゃんがちゃんと成長していないんじゃないかと心配する必要はありません。
体に現れる症状は主に妊娠後に増えるホルモンに原因があります。
特にメラニン色素を活性化させるプロゲステロンを主な原因とする症状は、はじめからメラニン色素が多い人と少ない人では目に見える変化に差が出やすいです。
妊娠初期に現れる見た目の症状は出産後には元に戻りますが、色素沈着してしまうこともあります。
出産後、気になる方はお肌のターンオーバーを促すケアをすることが望ましいですね。
つわりがなくても出産に向けて体は準備している
妊娠初期は流産の確率も高い時期。妊娠の実感が得られないと、流産しているんじゃないか心配になることもあると思います。
でも決してつわりがないからといって流産しているわけではありません。
自分の体をよく見ると、今までにはなかった変化に気付くはず。それは、出産後の子育てに向けて体が変化している証拠。
お腹の中で赤ちゃんがすくすく育つために胎盤を整えている最中でもあるのです。
妊娠初期は周りにも妊娠中であることを言えず、今までと同じようにお仕事をしたり行動したりしてしまうこともあると思います。
それがストレスになって精神的にも辛くなってしまう場合もあります。
妊娠の実感がなくても、妊娠していることを常に自覚して無理のない行動をしましょう。

妊娠を実感するためにベビー用品を見てみませんか?
妊娠初期は中々妊娠の実感がわかないこともありますが、そんなときはベビー用品を眺めるだけでも気分が盛り上がります!
\ベビー用品はトップクラスの品ぞろえ/
つわりが軽くても高温期が続いて体がだるい妊娠初期は、お店に行くのはちょっと大変だと思いますが、ネットならいつでも気軽にベビー用品を見ることができます。
特に赤ちゃん本舗のネットショップは、ベビーカーやチャイルドシートなどの大掛かりなものから、オムツやおしりふきなどの消耗品、おもちゃまで取扱う種類が断然豊富。
妊娠初期の段階では性別もわからないので、ベビー用品を購入するのは気が早いですが、ネットで商品を見ているだけでも出産後の生活がイメージできて楽しくなります。

妊娠初期はつわりや慣れない体の変化、ホルモンバランスの変化によってストレスも増えやすいですが、かわいいベビー用品を見てほっこりしてみてください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。