こんにちは。ララ(@lalalamydays)です。年の瀬も迫った昨年の12月、無事第1子を産みました。産んでからすぐにベビちゃんのお世話が始まり、ブログを書く暇がなくなってしまったのですが、記憶があるうちに私が体験した出産の様子をお伝えしたいと思い、記事を書きました。これから出産を控えている方への参考になれば嬉しいです。
出産までの記事はこちらをご覧くださいね。


Contents
長い長い陣痛を経て無事に出産
「息を吸って~はい!止めて!…いきんで!いち、に、さん!…もう1回!いち、に、さん!」
こんな感じで必死にいきみ続け、病院へ到着してから13時間後、我が子が誕生しました。
ベビちゃんがお腹から出てきたあと、ふっと全身の力が抜け、今までの苦しみがどこにいったんだろう?というような不思議な感覚になりました。
ドラマで観るように、産まれた瞬間「オギャオギャ」と産声が聞けるのかな?と思ったんですが、私の子の場合は生まれてから産声をあげるまでにわずかに間があったような気がします。
お腹から出てきてキョロキョロ。
「あ!外の世界にいる!」
って気づいてから泣いていたように見えました。
産声を確認したあと、軽くふいてもらってバースカンガルーケア。初めての赤ちゃんとの触れ合いです。
バースカンガルーケアで我が子と対面
バースカンガルーケアとは、産まれたばかりの赤ちゃんを胸の上にそっとのせて抱くことです。肌に直接抱くことで母性を目覚めさせる効果があると言われています。
出産前は、産まれてすぐの我が子を抱くなんてできるだろうか?胎盤の血とかついてそうだし…なんだか怖いなと思ったのですが、実際にその時がやってくると無条件で受け入れることができました。
ずっと羊水の中にいたので顔はむくみ、手はお風呂上りのようにぶよぶよ。ぶるぶると震え、ここはどこなんだろう?って怯えているような感じ。小さくて小さくてか弱い存在。この新しい命を目の前にしてなんとも言えない感動がこみ上げました。
すぐに助産師さんから「おっぱい吸わせてね!」という声が。とまどいつつもおっぱいをあげてみます。といっても乳首を吸わせるだけです。母乳は出ていません。
赤ちゃんには本能的に乳首を吸う機能があるみたいで、すぐにパクっとしてくれました。びっくり。しかも乳首から離すと自分の指をしゃぶりだした…!さすが私の子。私に似て食い意地はってる!いちいちすべての仕草に感動していました。
胎盤を出す後産期とは
後産期とは、赤ちゃんが産まれたあとに胎盤が出てくるタイミングのことです。
バースカンガルーケアで赤ちゃんと触れ合っている間に、いつの間にか後産期は終わっていました。
胎盤が出てくるときを後産期といい、再び軽い陣痛が起こるらしいのですが赤ちゃんに夢中になっていて全く気が付きませんでした。
気が付いたら胎盤がトレーの上に置いてあったので見せてもらいました。「これがへその緒だよ~これが胎盤だよ~」と説明をしてもらっているうちに会陰の縫合が終了。あっという間で安心しました。
胎盤は血が苦手な方は見なくてもよいと思うのですが、私の場合、会陰縫合の処置から気をそらすためにも見ておいてよかったかな、と思います。実際に触ってみる方もいらっしゃるようですが、さすがにそれはできませんでしたよ(笑)。
2時間の休憩を経て分娩終了!
お産が終わったあとは、分娩仕様になっていたベッドを元の状態に戻し2時間ほどそこで休息しました。不眠不休で陣痛に耐えていたので疲れ切っているはずだけど、興奮して寝られません(笑)。家族とおしゃべりしたり、お産を振り返ったりしているうちにあっという間に2時間経ってしまいました。
LDRは陣痛から回復まで移動なしで行えるので体力的な負担は少なくて済みます。LDRのある病院を選んで正解でした。
病室に入ってしばらくしてから食事。久しぶりのごはんは本当に美味しかったです。
分娩後は少しずつママとしての実感が
赤ちゃんが産まれたあとは、流れ作業のように処置が進みあっという間でした。赤ちゃんを抱いたり、胎盤を見せてもらっているうちにすべてが終わったので痛みなどもなかったです。
ただ、会陰縫合の時の麻酔はちょっと痛かったですね。
でも分娩時の痛みに比べたら軽いもの。助産師さんとお話するゆとりがありました。
産まれた直後の赤ちゃんはむくんでいたのですが、1時間くらいするとむくみは取れて意外にもガリガリでした。赤ちゃんって生まれたときからふっくらしているわけではないんですね。2864gで生まれてきたのですが想像していたよりも軽くてびっくりしたのを覚えています。
出産後、とにかく分娩を無事に終えることが出来て良かったという安堵が大きく、ママになった実感はそこまで強くありませんでした。
出産当日は新生児室で赤ちゃんを預かってもらっていたため一人でゆっくりすることもできたのでまだママになったという自覚がなくても当然だったのかもしれません。
私がお世話になった病院は母子同室だったので、翌日からは赤ちゃんとずっと一緒に過ごすことになりました。出産を終えてほっとしたのも束の間。個室の病室には私と赤ちゃんの2人だけ。初めてのことばかりで緊張の日々が始まりました。
出産も大変でしたが初めてのお世話が何より大変でした!この内容は次の記事で。
少しずつ忘れてしまうからこそブログに残したい
今回は出産後のバースカンガルーケアを中心に書きました。出産から1か月以上経ってしまってから書いているので多少うやむやになっているところもありますがそこはご勘弁を。
ただできるだけ出産の記憶を心にとどめておきたい、そう思っています。私にとっては一生に一度のかけがえのない思い出だからです。
子供が産まれると出産時の痛みは忘れてしまうといいますが、本当に、あの辛い痛みの記憶が赤ちゃんのお世話に追われている中で段々と薄れてきます。1度痛みを乗り越えることができたんだから、もう一度乗り越えることができるんじゃないのかなと思えてきたりします。次産むときは産道が開いているからもっと楽なはずだし、とさえ感じてしまいます。
残念ながら私は41歳で相手もいないので次は無いでしょうけどね(笑)。でもだからこそ必死で頑張った出産のこと、ちゃんと覚えておきたいのです。
このブログが読んでいる方のお役に立てたらとても嬉しいです。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
