こんにちは。ララ(@lalalamydays)です。
引越しをしたから車の住所変更もしたいけど、手続きって大変そう。車の住所変更は複雑そうでつい後回しにしてしまいたくなりますね。
私も引越しをしたので、車の住所変更をしました。行政書士に頼もうかとも思いましたが、費用を節約したかったので自分で住所変更をやってみました。
今回は宮城県外から県内への引越しだったのでナンバープレートが変わる住所変更だったのですが、なんとかひとりで手続きできましたよ。
気を付けるべき点が思ったより多かったので、実際の流れ、注意すべき点をまとめました。
宮城県外から県内にお引越しされる方は絶対に読んでおいて損はない情報です。これを読んで、自動車の住所変更の参考にしてくださいね。
Contents
引越しをしたら車の住所変更も忘れずに行いましょう
引越しは住所の転入手続きや免許証の住所変更手続きなど手続きがたくさんありますが、忘れがちなのが車の住所変更。
これは車検証の住所変更をする手続きで、正式には変更登録と言います。
原則としは、引越しをしてから15日以内に変更登録をしなければならないとなっています。罰則が科せられることはまれですが、ほったらかしにしていると自動車の納税通知が届かず自動車税を滞納してしまう可能性があります。
引越しをして住所が変わったら車検証の住所変更もしておきましょう。
宮城県で車の住所変更をする場合の概要
それでは実際に車の住所変更をする方法を説明していきます。
今回私が行った車の住所変更の詳細はこんな感じです。
- 宮城県外から県内への住所変更。
- 車検証に記載の所有者と使用者は同じ。
- 駐車場は自宅の近くの貸し駐車場を契約。
車の住所変更に必要な書類
まず、車の住所変更に必要な書類を用意します。
①住所の移り変わりが確認できる書類
個人:住民票・戸籍謄本・抄本 ※発行日から3か月以内のもの
法人:商業登記簿謄本・抄本 ※発行日から3か月以内のもの
※現在の住民票から車検証の住所とのつながりがわからない場合は、つながりがわかる住民票(除票)または戸籍の附票、商業閉鎖登記簿謄本等が必要になります。
②自動車保管場所証明書(車庫証明)※申請・証明の日から1か月以内のもの
③自動車検査証(車検証)
④申請書(第1号様式) ※運輸支局でもらいます
⑤手数料印紙 350円 ※運輸支局で購入します
⑥ナンバープレート代 ※運輸支局で支払います
希望ナンバーなし:一般的な普通車タイプ 1,580円
希望ナンバー有り:一般的な普通車タイプ 4,100円
自分であらかじめ用意するのは①~③の書類になります。
住所変更手続きをする場所
書類が整ったら宮城運輸支局で変更登録の手続きをします。
宮城運輸支局へのアクセス
〒983-0034
代表電話:022-235-2517(自動音声案内のみ)
行き方は宮城運輸支局のこちらのページで確認してください。
受付時間
平日8:45~12:00、13:00~16:00(土日祝休み)
※申請書を提出したあとの車検証の交付を受ける窓口が16時までなので、時間にはゆとりをもって行きましょう。
※混雑時間は混雑カレンダーから見ることができます。
住所変更に必要な自動車保管場所証明書(車庫証明)を取得しよう
住所変更に必要な書類でやや面倒なのが自動車保管場所証明書(車庫証明)。
宮城県での車庫証明の取り方について説明していきます。
管轄の警察署を確認する
まず、近くの警察署に電話をして、車庫証明の係につないでもらい自分の住所地の管轄になっているか確認しましょう。
近くに警察署があれば大体そこの警察が管轄になりますが、管轄違いだと手続きしてもらえないので念の為確認しておくことをおすすめします。
車庫証明を取得するために必要な書類・費用
車庫証明を申請するのに必要な書類・費用は以下のとおりです。
<必要書類>
・申請書(4枚1組)
※自動車保管場所証明書2枚・保管場所標章交付申請書2枚
・保管場所の使用権限を疎明する書面
・保管場所の付近の道路・目標となる地物を表示した所在図
・保管場所の周囲の建物・空地・道路を表示した配置図
<費用>
・自動車保管場所証明申請手数料 2,200円
・保管場所標章交付申請手数料 600円
宮城県の場合、申請関係書類はこちらからダウンロードすることができます。
登録自動車の保管場所証明申請書
(※下の方にダウンロード様式があります。)
申請書はエクセルもしくはPDFでダウンロードが可能です。
私はエクセルでダウンロードしました。ダウンロードしたエクセルを開くと、4枚が1ページずつタブになっています。
入力するのは1ページだけで大丈夫です。最初の1ページに必要事項を入力すると残りの3ページにも自動的に同じ内容が入力されるようになっていました。
記載例ついては警視庁のホームページが参考になります。
全く同じフォーマットではありませんが、こちらを見ながらほぼ悩まずに書くことができました。
申請書を記入するときに気を付けること
日付は必ず空けておきましょう。
最初の2枚の自動車保管場所証明書の日付が申請した日の日付、残りの2枚の保管場所標章交付申請書の日付が車庫証明を受け取った日の日付になるようです!
私はつい4枚とも同じ日付を書いてしまったのですが、訂正させられました!
駐車場の管理会社に承諾証明書、所在図・配置図をもらう
車庫証明の取得に必要なこちらの書類は、駐車場の管理会社に作成してもらうことができます。
- 保管場所の使用権限を疎明する書面(保管場所使用承諾証明書)
- 保管場所の付近の道路・目標となる地物を表示した所在図
- 保管場所の周囲の建物・空地・道路を表示した配置図
管理会社によっては有料になります。私は5,400円の手数料を支払って作ってもらいました。
保管場所使用承諾証明書は、自分で記入しなければならない部分があるので、そこは自分で記入します。これも警視庁のホームページを見ながら書けば大丈夫です。
所在図・配置図で気を付けること
所在図と配置図はまとめて1枚のA4用紙に書いてあります。
駐車場の周辺地図と、配置図について記載するのはもちろんですが、以下の点についても記載するようにしましょう。管理会社からもらった所在図・配置図に記載が足りなければ自分で書き足せばオッケーです。
- 駐車場の入り口の幅(m)を書く
- 駐車場のサイズを書く
- 自宅から駐車場までを直線で結ぶ
- 自宅から駐車場までの直線距離を書く
これは私が実際に警察署で指摘を受けた内容です。
直線距離なんてわからないよ、と思いながら大体このくらいだろうと思う距離を書きました。道順の距離ならグーグルマップで調べればすぐにわかるんですけどね。
書類がそろったら車庫証明を申請する
書類がそろったら、管轄の警察署に行って車庫証明の申請をしましょう。
必要書類・お金・印鑑(訂正印として必要)
問題がなければその場で自動車保管場所証明申請手数料分の2,200円の証紙を購入し、申請書に添付して提出します。
そして車庫証明の交付予定日が記載された受理票をもらいます。車庫証明ができあがるまでには大体1週間前後かかります。
車庫証明を受け取る
車庫証明ができたら、受理票をもって取りに行きましょう。受領印を求められるので印鑑を持参してください。
警察職員の方が、受理票に書いてある受付番号を元に内容を確認し、出来上がった車庫証明を用意してくれます。
その場で保管場所標章交付申請手数料分の600円の証紙を購入し、標章交付申請書に添付します。
車庫証明を受け取り、受領印を押して車庫証明の受取が完了です。
書類がそろったら宮城運輸支局で住所変更の手続きをしよう
車検証はもともと手元にありますので、それを準備し、いよいよ宮城運輸支局へ住所変更に行きます!
必要書類の他に持っていくものをまとめました。
- 印鑑
- ドライバー
- 車検証のコピー
ドライバーは、自分でナンバーの付け替えをするためです。貸し出しもありますが、自分で持参するのが基本のようです。
印鑑は申請書に押印するときに使います。
車検証のコピーは、自動車税の変更届に使います。
実際に窓口で申請する

こちらが宮城運輸支局。
ここからの流れがちょっと大変です。結構複雑です。
なぜなら手続きの場所が運輸支局とそこから少し離れた交通会館に分かれていて、この2つの建物を往復しながら手続きしなければならないからです。
案内図を見ても複雑そうです。実際は「次は○番に行ってください」と誘導されますので、こんな感じの流れなんだな、と思ってもらえたらOKです。
では、登録の流れを上の地図に沿って説明していきます!
「①登録相談」で申請書をもらい、記入。
「⑦印紙販売」で手数料印紙(350円)を購入。
「③登録申請受付」に作成した申請書と添付書類を提出。新しい車検証を作ってもらう。
※ここで10分以上待ち時間があります。この間に、ナンバープレートを外します。誰も案内してくれません。自主的に行いましょう。
自分のナンバープレートを交通会館の「⑩ナンバープレート交付」に持っていき、返納証明書をもらう。
運輸支局「②車検証等交付」の窓口近くで自分の受付番号が呼ばれるのを待つ。番号が呼ばれたら返納証明書と引き換えに新しい車検証をもらう。
交通会館「⑫自動車税等」に行き、自動車税の変更届を出す。
※この時点ではもう古い車検証は手元にはありませんが、住所変更前の自動車登録番号と所有者・使用者の住所氏名を記入する欄があります。古い車検証のコピーを見ながら記入しましょう。
交通会館「⑩ナンバープレート交付」で新しいナンバープレートをもらい、自分で取り付ける。ボンネットを開けて、封印担当者を待つ。
封印担当者がナンバープレートと車の車体番号を確認して、封印をする。
住所変更完了!
大変なのはナンバープレートの取り外し
妊娠8か月の私にとって自分でナンバープレートの取り外しす作業は大変でした。
封印のあるところはドライバーをぐいっと差し込み、穴をあけて外すんです。

精いっぱいこじ開けました。
女性の力では簡単には開きません・・・。ましてや身重の体で力を入れる作業をしてよいのか、不安にもなりました。
でも誰も手伝ってくれません。
私には夫がいないので仕方ありませんが、旦那さんがいらっしゃる方なら絶対に旦那さんにお願いすべきですね!
ちなみに新しいナンバープレートの取付けのときは、スタッフが私が妊婦であることに気付いて、代わりに取り付けてくれました!ありがたすぎて、もう神さまかと思いました。
希望ナンバーがある場合は要注意!
ところで、私は希望ナンバーがありました。実は、住所変更の当日に希望ナンバーを申し込んで、新しいナンバープレートを設置することはできません。
希望ナンバーがある場合は、まず運輸支局で希望ナンバーの予約をします。
希望ナンバーは約4営業日後にできあがるので、出来上がった日以降に改めて運輸支局に行って住所変更登録に行く必要があります。
2回も運輸支局に行く必要があるの?それって面倒ですよね。実は、インターネットで事前に希望ナンバーの予約ができるシステムがあります。こちらの方が断然便利です!
ご当地ナンバーデザインも選べます。
私はこのサービスがあることに気付かず、2回も運輸支局に行くはめになりました。
1回で済ませたい人はインターネットでの手続きを強くおすすめします!
自動車の住所変更は自分でできます!
長くなりましたが、自動車の住所変更を実際にやってみた流れについて書きました。
正直言って運輸支局に行っても最低限の説明しかなく、また混み合っているのでスタッフの方に気軽に質問できる環境でもありません。
しかし手続きの流れはホームページを見ただけでは中々わかりにくいと思います。そこで実際の様子を少しでも詳しく知ってもらえたらと思いこの記事を書きました。
住所変更自体はひとりでできます!スムーズに手続きができるよう、記事を参考にしてチャレンジしてみてくださいね。