ワードプレスでブログを運営していると、ある記事だけ他のブログに移動させたい、と思うことはありませんか?
私の場合、放置していたブログがあったのですが1記事だけアクセスの高い記事がありました。
ずっと気になっていたのですが、記事を移動したらSEO的にどうなんだろう、Googleの評価的にどうなんだろうという心配があり、中々記事を移行できずにいました。
しかし今回、とうとう記事の移行を実行!結果、SEOの評価を落とすことなく簡単に移行ができました。
ワードプレスで2つのブログを運営しているけど一部の記事を、もうひとつのブログに移したい。
ワードプレスでブログを作ってみたけど更新せずに放置状態。新たに新しいブログを始めたいけど、以前に作っていたブログから人気の記事だけ移行させたい。
それでは、実際にワードプレスの記事を移動した手順をご紹介していきます。
Contents
移動させたい記事のあるワードプレスから記事をエクスポートする
まずは、移動させたい記事があるブログからエクスポートの設定をしていきます。
記事の移動というと、今までのブログの記事をコピーして新しいブログに貼り付けするというのも手ですが、画像も貼り直さなければならないのでたとえ1記事の移動でもかなりの手間になります。
また、このようなやり方では、以前のブログからのSEO効果も引き継げなくなってしまいます。
そこで今回はプラグインを使用します。
使うのはDeMomentSomTres Exportというプラグイン
今回使用するのは、エクスポート用のDeMomentSomTres Exportというプラグイン。
このプラグインは、記事だけでなく、画像もエクスポートしてくれるプラグインです。このプラグインを導入することで、記事の移動がかなり楽になります。
DeMomentSomTres Exportを導入する前の準備
まず、移行させたい記事のあるワードプレス内に新しいカテゴリーを設定し、そこに移動させたい記事を集めます。
今回私は1記事だけの移行でしたがカテゴリーを作り、そこに記事を移動させました。
ちなみに、カテゴリーごと移行させたい場合はこの作業は不要です。
DeMomentSomTres Exportをインストールする
移行したい記事をまとめたらDeMomentSomTres Exportをインストールしましょう。

インストールが完了し、有効化すると「ツール」にDeMomentSomTres Exportと表示されます。

赤丸の部分をクリックし、エクスポートする内容の選択をします。

「投稿」をクリックすると、移行するカテゴリーを選べるようになっています。私は「美容」というカテゴリーを新たに作っていたのでそちらを選択しました。
既存のカテゴリーごとまるごと移行したいという場合はそのカテゴリーを選択すればオッケーです。
「Choose if content is paged」と書いてある部分は、規定値の「Without Pagination」を選択しておけば問題ありません。
データをエクスポートする
続いて、ページ下にあるエクスポートをダウンロード、というボタンをクリックします。
エクスポートデータの保管先を選択できますので、わかりやすいところにデータを保管しましょう。
私はデスクトップにダウンロードしました。

エクスポートした記事を移行させたいワードプレスにインポートする
次は、移行先のワードプレスでの作業です。
保存した記事をインポートする
移行先のワードプレスを開き、「ツール」から「インポート」を選択します。

ずらっとインポートする項目が並んでいますが、今回は「Wordpress」を選択し、「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが完了すると、「今すぐインストール」と表示されていた部分が「インポータ―の実行」という表示に切り替わりますので、ここをクリックします。

WordPressのインポート画面に移りますので、先ほど保存したファイルを選択します。

次に「投稿者の割り当て」画面になります。

「インポートする投稿者」には移行前のWordpressの投稿者が記載されています。「あるいは投稿を既存のユーザーに割り当てる」から移行先のWordpressの投稿者(ユーザー名)を選択します。
その下にある添付ファイルのインポートには必ずチェックを入れて「実行」します。
これで記事の移行は完了です。
記事がちゃんと移行されているか確認する
移行前の記事が入っていたカテゴリーが新たに追加され、その中に移動した記事が入っています。実際に記事を確認し、画像が問題なく表示されているかどうか、その他問題点がないか確認しましょう。
記事のカテゴリーが新たに増えたカテゴリーのままでよければそのままでも大丈夫ですが、別カテゴリーに移動したい場合は別カテゴリーに移動させ、最初のカテゴリは削除します。
アフィリエイトリンクや内部リンクについては差し替えが必要になります。
SEOの評価を引き継ぐためにリダイレクト設定をする
無事、記事の移行は終わりましたが、このままだとSEOの評価はリセットされてしまいます。
そこでSEOの評価を引き継ぐためにリダイレクト設定をします。
移行前のアドレスにアクセスがあった場合に自動的に移動先のアドレスに転送する設定です。
しかしこの設定はFTPソフトを使って「.htaccess」を編集する必要があり、初心者にはハードルが高い難しい作業です。
簡単な設定でリダイレクト設定ができる「Redirection」というプラグインもありますが、もし移動する記事数が少なく、エックスサーバーを利用している場合は、エックスサーバーのサーバーパネルから設定するのがおすすめ。簡単にリダイレクト設定をすることができます。
エックスサーバーでリダイレクト設定をする
エックスサーバーのサーバーパネルを開きます。

サイト転送設定をクリックすると、リダイレクト設定の設定画面が表示されます。

リダイレクト設定追加のタブを開きます。

「アドレス」欄には移行前のアドレスを入力します。「リダイレクト先」には移行後のアドレスを入力します。
確認画面で確認し、問題なければ追加します。
これでリダイレクト設定は完了です。詳しい知識のない私でも簡単にできました。
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移行前の記事を非表示もしくは削除する
リダイレクト設定が完了しても、元のブログには記事が掲載されたままです。
なので、移行前のブログ記事を非表示もしくは削除することが必要です。
記事移行前のワードプレスの記事一覧から移行した記事を選び、クイック編集で記事のステータスを公開済みから下書きにするか、非公開にしましょう。
不要な記事なので、削除してしまっても問題ありません。
削除する際は、画像も削除しましょう。メディアライブラリを開き、「すべてのメディア」と表示されている部分を「未添付」に切り替えると削除した記事に使っていた画像がわかるので削除しやすくなります。
これでブログの移行作業は終了です。
ワードプレスのブログ記事の移行は簡単!ブログを整理してみよう
今のところ、移行後の記事の検索順位は、以前のブログと同じくらいをキープできています。SEO評価も無事に引き継げたようで安心しました。
今回のブログ記事の移行作業はこちらの記事を参考にしました。
実際にやってみてとてもスムーズに記事の移行ができました。プラグインも難しい設定ががなくて、時間もかかりませんでした。
また、詳しい知識がない私にとってはXサーバーのリダイレクト設定機能は本当にありがたいシステム。
コンセプトを決めてブログを始めたけど、中々長続きしないと悩んでいる方、ブログが増えすぎて管理しきれないという方、ブログ記事の移行は慣れれば簡単にできる作業です。
この機会にブログを見直して、より良いブログへステップアップしちゃいましょう!