こんにちは、ララ(@lalalamydays)です。
産婦人科で、ある日突然「バースプランを書いてきてください」と言われて困惑したことはないでしょうか?
私も産婦人科に通うまではバースプランについて何も知りませんでした。バースプランって何?何を書いたらいいの?と疑問に思いますよね。
この記事ではバースプランを書く目的や、具体的な書き方をご紹介します。
実際に夫のいない私が書いたバースプランの内容もご紹介していきます。この記事を読めば自分らしいバースプランが書けるようになりますよ。
Contents
バースプランとは?
バースプランとは、出産計画のこと。
出産時には旦那さんに立ち会ってほしい、などの希望のほか、出産前、出産後の過ごし方についても自分の希望を書くことができます。
また、不安に思っていることなども書くことができます。病院によって形は様々ですが、専用の用紙が用意されていて質問事項に沿って記入していく場合が多いです。
バースプランを書く目的
バースプランは、自分がどのような出産を望むのかを伝え、病院の先生や助産師さんとの間で理解を深めることを目的としています。
バースプランが明確だと病院のスタッフも希望する出産に向けて手伝いやすくなります。
また、バースプランを書くことで自分がどんな出産を迎えたいのか、出産後はどのように過ごしたいのかをじっくり考えることができるようになります。
バースプランを書く時期
バースプランを書く時期は病院によって異なりますが、妊娠30週以降の後期にバースプランを書いて提出することが多いようです。
私が通っている病院では26週の助産師外来で1度提出し、34週の助産師外来で最終確認という流れでした。
私の場合、26週の段階ではどのように出産したいかなんて全く考えていなかったので最低限のことだけ書いて提出しました。
妊娠中期でバースプランを書く機会があったことは、早くから出産のイメージを持つことができたのでよかったなと思っています。
バースプランはどんな出産をしたいかを考えるチャンス
出産は人生の中でも数回しかない貴重な体験。バースプランを書くことによって、その貴重な体験をより自分好みにカスタマイズすることができます。
でも、どんな出産をしたいかと聞かれても出産のイメージが沸かない段階では中々答えるのも難しいですよね。そこで知っておきたいのが出産の流れです。
バースプランを書くためには出産について知ることが大切
出産についての知識がないとバースプランは書けません。
<出産について知っておきたいこと>
出産方法(自然分娩、帝王切開、フリースタイル分娩など)
出産をスムーズにする行為(導尿・浣腸・剃毛・会陰切開など)
出産方法や分娩時の処置についてはこちらで詳しく書いています。

実際の出産の流れは病院によって異なります。
陣痛室と分娩室が別室になっている場合もあれば、陣痛室と分娩室、入院するお部屋までが同室になっている場合もあります。
自分が通っている病院で出産することを具体的にイメージしながらバースプランを考えましょう。
バースプランを書いてよかったと思う人が多数
オムツブランド「ムーニー」の調査では、バースプランを書いた人にアンケートを取ったところ、バースプランを書いて「良かった」、「まあまあ良かった」と答えた人が合計で76.8%となる結果となりました。
画像:moonyより引用
出産という貴重な体験を大切に迎えたいと考える方が多いようです。
また、バースプランを書くことで出産のイメージができたのでよかったという声もありました。
バースプランには具体的にどんなことを書いたらいいの?

では、実際にバースプランにはどのような内容を書いたらよいのでしょうか?バースプランに書かれやすい一般的な内容をまとめました。
おすすめのバースプラン記載例
出産前の希望について
- フリースタイル分娩をしたい
- 陣痛が起こらない場合は早めに陣痛促進剤を使用してほしい
- 浣腸はしたくない
陣痛室・分娩室での希望について。
- アロマを焚いてほしい
- お気に入りの音楽を聴きたい
- お気に入りのクッションやぬいぐるみを置いておきたい
分娩中の希望について
- 立ち合い出産をしたい
- 夫だけ立ち合ってほしい
- 両親には立ち合ってほしくない
- 誰にも立ち合ってほしくない
- できるだけ会陰切開はしないでほしい
- 自然分娩で異常が発生したらすぐに帝王切開にしてほしい
- できるだけ帝王切開ではなく自然分娩で産みたい
出産時に病院の先生や助産師さんに望むこと
- 励ましの言葉がほしい
- 優しくしてほしい
- 厳しく接してほしい
出産直後の希望について
- 写真をとりたい
- 最初に赤ちゃんを夫に抱いてもらいたい
- 胎盤を見たい
- カンガルーケアをしたい
- カンガルーケアはしたくない
入院用中の希望について
- 個室を利用したい
- 母子同室にしないでほしい
- 授乳の仕方を教えてほしい
- 夜だけ赤ちゃんを預かってほしい
出産についての不安・悩みについて
- 痛みに耐えられるか不安
- ちゃんとおっぱいが出るか不安
- どのタイミングで病院に行けばよいのかわからない
- 家で破水してしまったらどうしたらよいのか
育児について
- 母乳中心で育てたい
- ミルク中心で育てたい
- 育児をサポートしてもらえるサービスを紹介してほしい
- すぐに仕事に復帰したい
シングルマザーとして出産する私が書いたこと
私の場合、夫がいない出産という不安やストレスをできるだけ軽減したいという思いでバースプランを作成しました。
私のバースプラン
出産方法はできるだけ体に負担のかからない方法で。
基本的には自然分娩で問題ないけれども、出産時に異常が発生したら早めに適切な判断の上、適切な処置をしてほしいという希望で書きました。
会陰切開は必要な場合は行ってほしい
会陰切開をしないと肛門の方まで自然に切れてしまう場合があり、その場合は産後も痛みが続くと聞いたので、必要ならすぐに会陰切開をしてほしいという気持ちで書きました。
立ち合ってくれる人はいないが、産まれた直後の2ショット写真を撮影してほしい
分娩中は誰にも立ち合ってもらわないとすると、産後の写真は誰が撮ってくれるんだろうという不安がありました。そこで写真だけは絶対に撮りたいと希望を書きました。
夫がいないことに配慮をしてほしい
病院のスタッフの方に夫について質問されたくないので、自分の環境を知っていてほしいと思い書きました。
入院時は個室を希望
旦那さんが付き添ってくれている方達と同室になるのは精神的に辛くなるので、個室は絶対条件でした。
母乳が出るなら母乳で育てたい
母親学級に参加したり、育児の本などを読んで、母乳で育てた方が赤ちゃんにとっても自分にとってもいいような気がしたので、書きました。
自分の希望より医師の判断を優先してほしい
友人は出産のとき、できるだけ帝王切開をしたくないと希望していました。その意思を尊重した結果、本来なら帝王切開に切り替えないといけないのにも関わらず自然分娩を継続してしまい、結果的に母体の状態がかなり危険になりました。その話がとても恐怖でとにかく先生の判断を優先してほしいと思い、書きました。
シンプルなバースプランだと思います。
私の通っている病院では、バースプランに書かれそうなことはほぼ病院としての方針が決まっていました。
そのため選択肢が多くはなかったのでこんな感じになりました。
バースプランに書いたことは全部希望通りになるの?
バースプランはあくまで自分の希望を書くもの。
病院の方針や設備の関係もあり、すべての希望が叶うわけではありません。
ですが、書くことによって自分の希望が明確になり、病院の先生や助産師さんに相談しやすくなります。
こんなこと書いて大丈夫かな?ちょっと書くのが恥ずかしい内容かな?と思ったことでも、思いついたことはとりあえずどんどん書きましょう。
バースプランを書くときのポイント
バースプランを作るときは以下のことに注意して書くと、伝わりやすい内容になります。
- 具体的に明確に書く
- 第1希望、第2希望がある場合、その順番を明確にする
こんなこと書いても大丈夫かな、と遠慮がちになると内容も曖昧になってしまいますので、思い切ってはっきりと書いてみましょう。
自分の意志を伝えるためにバースプランを書こう!
バースプランを作成するということは、出産時の希望だけではなく、出産前、出産後、育児についての希望をも病院側に伝えるという作業です。
病院の先生、助産師さん、スタッフの方々に協力してもらいやすいように自分の希望を伝えましょう。
また、バースプランを書くことで自分の出産に対する意識も変わります。
「出産」は人生のビッグイベント。いい思い出になるよう、納得の出産を目指しましょう。