こんにちは。ララ(@lalalamydays)です。
あなたはどんなお産をしたいですか?
バースプランを考えるとき、お産の方法について悩みますよね。でもどんなお産の方法があるかって意外とわからないもの。
お産の種類を知ればバースプランも書きやすくなります。
バースプランって何?という方はこちらも読んでみてくださいね。

今回はバースプランを考える上でも欠かせない分娩方法の種類についてまとめました。
ご自分のバースプランの参考にしてみてください。
Contents
分娩方法の種類・スタイルについて
分娩方法は色々ありますが、病院によって取り扱いが可能かどうかは違います。
はじめからこの方法で出産したい!という希望があれば、その条件をもとに病院選びをする必要があります。
ただ、分娩方法の希望があっても母体の状態によっては帝王切開になる可能性もあるので必ずしも希望通りの出産ができるとは限りません。
母子安全を優先するために仕方のない場合もありますが、まずは自分がしたい出産を考えてみましょう。
ではいろいろな出産方法についてご紹介していきますね。
自然分娩とは
自然分娩とは、陣痛が来るのを待って自然な流れに沿って出産する方法です。経腟分娩とも言います。日本で一番多い分娩方法です。
帝王切開とは
帝王切開とは、メスでお腹を切って赤ちゃんを取り出す方法です。逆子、多胎児、子宮筋腫のある方、第1子が帝王切開だった方などは計画的に帝王切開を行います。
また自然分娩の場合でも状況により母体や赤ちゃんの安全を最優先するため緊急性がある場合には途中から帝王切開に切り替える事もあります。
フリースタイル分娩とは
フリースタイル分娩とは自由な姿勢でリラックスして赤ちゃんを産む方法です。アクティブバースとも言われています。
うずくまったり横になったり立てひざをする格好などがあります。助産院や自宅での出産で多く取り入れられています。
水中分娩とは
水中分娩もアクティブバースの一種と言われています。
体温に近い36°~38°くらいの温度のプール、浴槽の中でリラックスしながら出産ができます。
暖かいお湯に浸かることで陣痛が和らぐ効果があり、水中で産まれた赤ちゃんは自分で取り上げることができます。
ただし破水してしまったり陣痛促進剤を使った場合など、母体の状態により水中分娩を望んでいたにも関わらずできない場合も多いようです。
ソフロロジー式とは
ソフロロジー式とは、ヨガを取り入れた呼吸やイメージトレーニングでリラックスした状態で出産に臨む方法です。
出産前に、お産に対して前向きになれるイメージトレーニングや呼吸の練習をします。
リラックスした状態で出産をすることで出産の痛みや恐怖が和らぎ、産後の回復も早まると言われています。
ラマーズ法とは
呼吸法と筋肉を緩める方法を使い、出産時の痛みの感じ方を緩和する方法です。
お産のときに陣痛に合わせて「ヒッ・ヒッ・フー」と呼吸する有名な方法です。出産前にパートナーと一緒に練習する病院もあります。
無痛分娩とは
無痛分娩とは、麻酔を使って出産時の痛みを軽減する方法です。硬膜外麻酔という陣痛の痛みだけを取る方法が主流になっています。
和痛分娩とも言われています。
全身麻酔と違い、意識はあるので、いきむ感覚や赤ちゃんが出てくる感覚はあります。赤ちゃんの産声も聞くことができます。
計画分娩とは
計画分娩とは、あらかじめ分娩の日程を決め、計画的に陣痛を起こしお産をする分娩方法です。
子宮口が柔らかくなる37~38週ごろを出産日とし、出産日に合わせて陣痛促進剤を使い陣痛を起こします。
またバルーンのような器具を使って人工的に陣痛を起こす場合もあります。
陣痛促進剤を使うことで過剰に陣痛が起きてしまう「過強陣痛」のリスクがあります。
スムーズに分娩を行うために病院側がすること

分娩のときに必ずする処置ではありませんが、病院側の判断で必要に応じてする処置があります。
妊婦本人の同意を得てからする処置もあります。
これらの処置についてもバースプランに希望を書くことは可能ですので、内容を知っておきましょう。
クリステレス圧出法
クリステレス圧出法とは陣痛が弱い場合などに医師や助産師が、お腹を押していきみをサポートする方法。
病院によっては医師や助産師が妊婦に馬乗りになってお腹を押すことも。過度に圧迫することによって母体が損傷したり赤ちゃんに脳性麻痺が残るリスクがあります。
吸引分娩とは
吸引分娩とはお産がスムーズに進まない場合に、赤ちゃんの頭に吸引カップを装着し吸引圧をかけて赤ちゃんを引っ張り出す方法です。
逆子の場合や赤ちゃんの向きによっては吸引分娩はできません。医師の判断に応じて必要な場合に行います。
導尿とは
お産が進むと陣痛の痛みで尿意を感じにくくなったり、赤ちゃんの頭が膀胱を圧迫して自力で排尿することが困難になってしまうことがあります。
膀胱に尿が溜まっていることが原因で出産が滞っている場合には、スムーズにお産が行われるよう尿道にカテーテルを通して尿を取る処置をします。
浣腸とは
出産時のいきみで排便してしまう場合があります。これは正常にいきみができていれば自然なことで、もし排便してしまっても助産師さんがサッと処置してくれます。
病院によっては浣腸をして腸内の便を出し切ってからお産に入る場合もあるようですが、現在では浣腸をしない病院の方が増えています。
剃毛とは
剃毛とは分娩の際、会陰部の陰毛を剃ること。必要に応じてスタッフによって行われます。
外陰部を清潔にするための処置で、会陰切開や会陰裂傷を起こした場合に縫合をしやすくします。
陣痛促進剤とは
予定より陣痛が起こらない、破水したのに陣痛が起こらない、陣痛が弱すぎて分娩が進まない、胎盤機能が低下している場合などに、陣痛促進剤を使用して分娩を促すことがあります。
オキシトシンという分娩時に分泌されるホルモンと同じ薬を点滴する場合が多くなっています。
会陰切開
お産が進んで頭が見えてきた頃、状況を応じて会陰切開をします。
自然に会陰が裂けると傷の状態がひどくなりそうな場合や、なるべく早く分娩する必要がある場合などに会陰切開をします。
基本的には局所麻酔を行いますが、陣痛の痛みの方が強いので、会陰切開時の痛みを感じない人の方が多いようです。
人工破膜とは
人工破膜とは、人工的に赤ちゃんを包んでいる卵膜を破り破水させることです。
人口破水とも言われています。子宮口が開いている場合や陣痛が弱い場合に処置が行われます。
専用の器具を膣に入れて卵膜を切りますが、痛みについては個人差があってあまり感じない人の方が多いようです。
自分がどんな出産をしたいか考えてバースプランに活かそう
実際に出産をイメージすると不安や心配なことが先行してしまいますが、スムーズなお産をするためには安心してリラックスすることも大切です。
自分がどうしたら安心できるのか、どうやったらリラックスして出産に臨めるのかをイメージしてみてくださいね。
人生の中で数少ない出産の経験を良いものにしてください!